音の周波数(振動数:Hz)は、内耳の蝸牛にある基底膜の振動部位を分け、脳幹や視床下部を経由して身体反応や心理状態を変化させます。
| 周波数帯 | 主な身体的影響 | 主な心理・情動的影響 | 代表例・作用機序 |
| 超低周波・低音域 (20Hz未満〜200Hz) | • 骨や内臓への物理的共鳴 • 心拍・呼吸の同期(引き込み現象) • 過度な場合は倦怠感・圧迫感 | • 身体感覚の接地感(グラウンディング) • 原始的な警戒感または深い安心感 | 和太鼓の重低音、寺院の鐘の余韻、ベース音 |
| 中音域 (200Hz〜2,000Hz) | • 声帯・耳の基本可聴域 • 自律神経の調整(交感/副交感) | • 情動の安定・対人共感 • コミュニケーション時の安心感 | 人の声、チェロ、アコースティックギター |
| 高音域 (2,000Hz〜8,000Hz) | • 聴覚の感度が最も高い帯域 • 耳小骨筋の緊張反射・覚醒促進 | • 集中力・注意力の向上 • 空間認識の明瞭化 | バイオリンの高音、鳥のさえずり |
| 超高周波帯域 (20,000Hz以上〜) | • ハイパーソニック・エフェクト • 脳幹・視床下部の血流増加 • 免疫機能の活性化、ストレス低減 | • 深いリラクゼーション • 意識のクリア化、快感・多幸感 | 自然環境音(熱帯雨林、小川のせせらぎ、波音)、ガムラン音楽 |
バイノーラルビート(脳波の同調): 左右の耳にわずかに異なる周波数を聴かせた際の周波数差が、脳波(δ波:睡眠、θ波:瞑想、α波:リラックス、β波:覚醒)を直接誘導します。