認定1回目で、時間が推すことが明白だったのでワークショップでは一旦封印した「むすび」の話の一端をいまここに。

マンサンダルは、その織りなす「紐」が妙に氣になって纏いはじめる人々がいます。

私もその一人ですが、その理由が実はワラーチというジャンルでみるとおそらく唯一無二と思われる一本の紐を断ち切ることなく、足とソールを一体にするマンサンダルの「一筆書きの結び」。

「むすぶ」ことを先人の教えに求めると、実は古来より神事として伝えられてきたものだとわかります。

この構造には、日本人が古来より大切にしてきた精神文化がそのまま息づいています。

「むすぶ」は「むすび=産霊」です。

伊勢の斎宮に伝わる古文書『神典形象(みふみのかたどり)』には、「つつみ・たたみ・むすび」という三つの神聖な所作が記されています。

神典形象にみる三つの精神

・つつみ(慎み):太古の包み物に宿る教え。「慎み」の心を宿すこと。

・たたみ(折り・天降り):経糸と緯糸が交差する折り目に、天の意志が降り立つこと。

・むすび(産霊・和合):陰と陽が交わり、新しい生命や活動が生まれること。

マンサンダルを足に合わせて結ぶ工程は、まさにこの三つの体現です。

• 足を包み(つつみ):大地と素足のあいだに最低限の敬意と慎みをもって薄いソールを添える。

• 紐を折り重ね(たたみ):足の甲や踵のラインに合わせて紐を的確に折り返し、天と地のエネルギーを通す道筋を作る。

• 一本で結び切る(むすび):足(人体)とソール(道具)、そして大地という相反する存在を一本の紐で和合させ、新しい自由な「歩み」を生み出す。

途切れのない一本の紐を通していく作業は、単なるサンダル作りではありません。

かつて斎宮の女性たちが精神を研ぎ澄ませたように、自らの足と向き合い、心身を整える「行」のような時間です。

(ゆえにマンサンダルの紐組は”妙”が入っているので決して簡単ではない)

一本の紐の端と端を結びあわせることは

陰陽和合であり

阿吽であり

宇宙のはじまり。

ハダシヤマブシ的な解釈でいくと

実はマンサンダルは先人から脈々と受け継がれてきた要素が入っています。

紐の話だけでも壮大で本当は1時間くらい欲しいのです。

ワークショップでもこの「むすび」について深く語り合えれば幸いです。(時間があればw)

8月25日(火)10:00〜

2026.08.25(火) 10時 マンサンダル代官山 マンサンダルワークショップ 【定員7】ひらちゃん | マンサンダル®︎ワークショップ公式BASEショップ powered by BASE
マンサンダルを作成し、履きこなし方を教わります。WSはマンサンダル純正のプレカットソールを使用して行います。プレカットのマンサンダルをお持ちでない方はマンサンダルを合わせてご注文ください。(マンサンダルは当日、会場での清算も可能ですができる…