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No.1 気圧x自律神経x免疫 【身体と宇宙と】Biginer

こんばんはヒラタです◎

急に冷え込んだり真夏になったり、
しばらくスッキリしない天気が続きそうですが
今回は気圧と自律神経についての話を書かせて頂きます。

年明けにちょっとしたキッカケがあり、昨年お亡くなりになった免疫学の安保徹氏の著書をおさらいし始めました。過去に何冊か読んでいましたが、いまの私の知識と経験で改めて読むと、約10年前から随分重要なことを提言されていたのだなと、先見の明に驚かされました。そして安保先生がずっと現代医療に対して警鐘されてきたことがフェイクパンデミックとして勃発してしまったことはとても残念なことです。

自律神経と免疫の関係性について、いま読んでも唸ってしまう内容が豊富なのでちょっとご紹介させていただきます。

◆自律神経の二重支配
いわずと知れた自律神経は交感神経と副交感神経の二つがあり、プラスとマイナス、陰と陽、のような対の関係でお互いの働きを補いあいつつ制御しています。
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よく勘違いされているのですが、「副交感神経になれば病気を防げると 」という説が我々の業界では定説のように流布されていますが、あの出どころは恐らく安保氏らの提言を部分的に切り取りまちがった解釈をしているのだろうなと思っています。(実際、安保氏も著書では交感神経、副交感神経どちらに偏っても病気は起こると述べていますので、健康業界の宣伝文句なのでしょうね。こういうフェイクも指摘すれば数多あります)

この業界の定説が間違いであることは、自律神経の本来の働きをみても明らかです。

まず交感神経は闘争と回避のシステムです。命が危ない時や何かしらの危機に見えた時に身体を闘うor回避する状態にするのが交感神経です。消化器官の活動を抑制して、心拍数をあげて闘えに備えます。

副交感神経は成長と増殖のシステムです。「寝る子は育つ」と昔から言われていますが、副交感神経がはいって身体を休めている時に細胞は増殖して成長します。消化器官が活発に動き栄養も吸収され、体内の必要な箇所に届けられます。身体のダメージ回復も新しい細胞の増殖によって行われます。そして実はがん細胞などの異常細胞も同様に副交感神経優位で増殖します。
(がんは細胞の代謝異常が根本原因なので自律神経の問題だけで起こるわけではありません)

自律神経は二重支配なので、お互いがバランス良く働かないと、どちらに偏っても病気になります。ここが私たちの身体のシステムの「妙」とも言えます。

(自律神経については呼吸も絡めて大事な話が沢山あるのでまた別の機会にお伝えできればと思います。)

そしてこの自律神経は白血球の顆粒球とリンパ球もコントロールしています。

◆白血球の自律神経支配

白血球は大きく分類すると、
顆粒球とリンパ球の2種類にわけられます。

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